広角レンズ Carl zeiss Distagon 18mm f3.5 は素晴らしいレンズ
去年の年末に必要になり、ディスタゴン 18mm f3.5 ZFを購入しました。
マニュアル広角レンズということで、大変取り扱いが難しいのですが、丁寧に撮ると気持ち良い絵を吐き出してくれます。
四隅まで歪みなく写る最近の高画質レンズとは違い、周辺は減光しますし歪みます。しかしその場の空気感・雰囲気を面白い様に切り取ることができます。しかも写りはカールツアイス。面白いに決まっています。
周辺減光が緊張感をうんだりしますから、僕は悪だとは思っていません。ただトリミングするとバレちゃうので、きちんと構図をとらないと後悔することも?一発でバチっと撮れる様になりたいです。
それにしても広角は撮っていて気持ち良いです。目の前の風景を丸ごと切りとる。なんて贅沢なんでしょうか。そういえばデジカメで初めて買った交換レンズも、オリンパスのZD11-22mmという広角レンズでした。
でも広角の最大の楽しみって被写体との距離感だと思うんです。ただ単に大きく風景を写すことも楽しいんですけど、どこまで近寄って被写体とコミュニケーションするかって、ある意味ボクシングみたいな事だと思うんです。
それにしても18mmにもなると露出が難しい。光によって露出がコロコロ転びます。絞り優先で露出補正+2.0なんてザラです。
ということで、ディスタゴン18mmとても面白いレンズです。ただし扱いは結構難しい。その場で臨機応変に対応しないと、アンダー続出とかになる可能性大。特にそんな日は眩しくて液晶も見えなかったりしますし。
でも面白い広角を探している方は是非トライしてみてください。僕くらいの初心者レベルだと確実に打率は落ちますが、ホームランが出たら「このレンズじゃなきゃダメだ」ってなると思います。他の広角にも全く目移りしなくなりました。めちゃ面白いですよ。