オリンパス TG-610 プチレビュー
先日登山用にオリンパス TG-610を買いました。(→名前通りタフなやつ OLYMPUS TG-610)
いわゆる通称Tough(タフ)といわれるコンデジです。良いカメラだと思うのですが、世の中的にあまり人気がないのか情報が少ないので、簡単な使用感を残してみようかなと思います。
【画質/最高画質で設定】
なかなかクリアな画質だと思います。キリッとした絵が好きな人には合うかもしれません。等倍で見るとそれなりにノイズの荒さはあるものの、その荒さがリサイズで縮小した時に、ディティールを上手く残している様に思えます。(等倍で鑑賞する人なんてまずいないと思うので…)
画質の方向性として、最近のオリンパスらしいというか、E-510、E-5、XZ-1あたりのクリアな感じが好きな人には向いていると思います。もちろん防水カメラとしての感想ですので、一眼やハイエンドなコンデジと比べてはいけませんが。個人的には充分に満足出来ました。
あと、ズームして撮影すると結構な割合で手ぶれしました。これは腕の問題かもしれないけど、手ぶれ補正があるといっても過信しちゃいけませんでした。
【機能面】
TG-610は5m防水/防塵/1.5m耐落下衝撃/-10℃耐低温/手ぶれ補正。個人的には十分なスペックです。TG-810にするとGPSも付いてきますが、高価な事とその分重くなるので今回は見送りました。おかげさまで、前回の山では写真は撮るけどカメラに気を使わないという、当初の購入目的が達成でき、山も写真も楽しむことができました。地味に大切な事だと思います。
【操作感】
沢山のカメラを知っているわけではないですが、防水系のカメラとしては普通のコンデジの様に使えるので良いと思います。ただジョイスティックの様なボタンに好き嫌いはあるかも。個人的には普通のボタンが良かったけど、手袋をしていると普通のボタンは押しにくいので、その辺に配慮されているのかもしれない。起動のスピードはちょっと遅いかも、電源はすぐに入りますが画面表示が完了しないとピントが合わせられないので撮れません。といっても前機からはかなり早くなっているらしい。大体撮影可能な状態までに3〜4秒くらいかかります。
あと、左上部にレンズがあるので、撮影する時に指の影が入ってしまい、持ち直した事が何度かあった。この辺りは慣れだと思うけど気をつけたい部分です。
【デザイン】
他社のアウトドア系カメラと比べると1番好みです。PENTAXやCASIOは形がいかにもな感じだしパナは分厚かった。このあたりは以前からタフカメラを作り続けているオリンパスは洗練されていると思う。
【バッテリー】
フル充電から100枚撮らずにメモリが1/3減りました。日帰りの登山くらいなら大丈夫ですが、泊まりになると電池1つでは厳しいかも。また、USBから直接充電というのも好き嫌いがあるのかも。
【背面液晶】
こんなもんかなと。良くも悪くも普通です。液晶ばっかり綺麗なカメラもあると思うので、後でがっかりする事はないと思います。あと、外で見にくいという事はありませんでした。
【その他】
アートフィルター、動画、3Dなどはまだ試していません。
機会があれば試してみようかな。
【サンプル】
下記エントリーの写真は全てTG-610で撮っています。
天候が悪い中そこそこ撮れてると思う。気になる方はどうぞ。
→百々ヶ峰 - 西峰