OLYMPUS OM-1
先日またジャンクカメラを買ってしまいました。
OLYMPUS の OM-1 です。最近 OM-D EM-5 が発売になって人気ですが、こちらは1972年に発売された元祖 OM です。
このカメラはプリズム腐食があり、3000円でジャンクコーナーに並んでいました。しかしプリズム以外は問題なさげ、プリズムさえ直せれば充分使えそうです。
いざ分解してみると、案の定モルト腐食でプリズムの銀蒸着が溶けていました。とりあえずプリズムを外し綿棒で掃除してみると、モルトがボロボロとれて銀蒸着した一部まで一緒に無くなってしまった…。応急処置で銀蒸着がとれた部分にアルミホイルを巻いてみたけど、ファインダーを覗くと結構目立ちます。特に腐食した境目を綺麗に処理しないとダメみたい。モルトの劣化もひどいのでもう分解して掃除する事に…。
そこで今度はアルミホイルではなく、ラピーというアルミ蒸着テープを使ってみることにした。装飾テープで150円くらいで売っていました。腐食部分の境界線も前回より丁寧に処理します。
しかし、テープを上から貼るので、銀蒸着が剥がれていない所と剥がれている所にわずかな段差が生まれ、アルミホイルの時よりも目立つ様になってしまいました。折角テープを買ってきたけどこれじゃあダメだ…。銀蒸着を一面剥がしたら綺麗になるかもしれませんが、テープ部分は像が若干ぼやけていた為、この方法は辞めておきました。
うーん、反射面を作る方法はなかなか上手くいかない。どうせファインダーの下部で重要な部分ではないので、いっそのこと遮光してみてはと思い、試しに手元にあった黒いパンフレット(黒)を切り出してプリズムに貼付けてみました。笑
すると、なんと今までで一番いい感じに。変に銀蒸着を再現しようとするよりこちらの方が自然な感じがします。
「パンフレット=紙」なので超微妙ですが、黒で遮光して使えるのであれば、応急処置としては黒いパーマセルテープ等でペタペタ貼っても良いかもしれない。
レンズを付けるとこんな感じ。まぁ目立ちはしますが大分ましにはなった気がします。もう少し境目を綺麗に処理できればもっと分からなくなるかも。
いずれは OM-1 か OM-10 のジャンク品を探して、プリズムを移植したいな…。OM-1 は軽くコンパクトだしファインダーも大きくて見やすいので登山用に良いかも。ちゃんと直して実用機にしたいです。