僕が初めて使ったデジカメ KONICA KD-400Z


KONICA のデジタルカメラ KD-400Z です。(上の写真は TG-610)
ちょうど10年前に発売されたカメラで、実家で初めて買ったデジカメです。当時のコンデジとしては高スペックなカメラで、400万画素でデュアルメモリスロット(SDカードとメモリースティック)という変わった仕様でした。
10年前というと、まだまだデジカメは使えんって風潮から、ちょっとアリかもって思える様になった頃だった気がします。メモリも64MB+128MBで合計しても192MB。当時は充分な容量だったんですけど、今では容量が小さくて実用的ではないです。


もう使わなくなってずっと置き物になっていたんですが、先日何気なくネットを見ていたら、このカメラSDカードは2GBまで使えると情報があり、早速2GBのSDを入手して遊んでみることにしました。そして2GBにすると、、、なんと最高画質で999枚撮れる様になりました。笑

では、まずは簡単にスペックを。当時の情報をあさってみると、、、

[KONICA KD-400Z]
・1/1.8インチ有効400万画素原色CCD
・光学3倍ズームヘキサノンレンズ(8-24mm f2.8-4.9)
・画像解像度(72dpi):2,304×1,704/1,600×1,200/640×480
・シャッター速度:1/2,000〜1秒

なかなか、頑張ってる気がする。レンズもHEXANON。しかもシャッター音まで「HEXAR RF」の音を使っているらしい。きっと真面目に良いカメラを作ろうとしてたんだろうな。当時カメラの事は全然分からなかったのに、なかなかマニアックなカメラを買っていたのかもしれない。



早速数枚だけ試し撮りをしてみたのですが、400万画素でもこれだけ撮れたっけ?と思えるくらい良い写り。やっぱりレンズが良いのかな、ちょっと舐めてました。色もクリアだし、立体感もあって好きです。



思いっきりピンぼけ。AFの精度も悪ければ、ファインダーも後ろのモニターも小さいので、PCに取り込むまでピントが合っていなかった事に気付きませんでした。
でも手前のボケと後ろの葉っぱの感じとか、狙って撮れば充分使えそう。



事務所の窓辺。なんか陰影が良いです。ここまで撮れれば充分。


古いカメラだし高感度はダメなので、天気が悪かったり光をうまく使えないと残念な結果になります。今どきのカメラとは雲泥の差ですが、銀塩なら途中でISOも自由に変えられないわけだし、そこは使い様って事なんだろう。不自由なカメラですが、良いレンズを使ってる感じが写真から伝わる気がします。

一番ビックリしたのが、10年前のカメラなのに、ケンコー・トキナーのサイトでファームウェアがDLできました。ファームウェアは買った当時のv1.0だったのですが、無事v1.5にアップ。v1.5はAF精度やホワイトバランスの改善、起動時間の短縮など、結構嬉しいバージョンアップになっている様です。
まだバージョンアップしてからは撮っていないですが、しばらく遊べそうでワクワクしますね。

古い物でもたまに引っぱりだしてきて遊んだみたり。
ひとつの物を長く使うって事でいうと、これもある意味エコなのかも。
もうバッテリーがへたっているのですが、amazon で2個セット980円で買えるので、バッテリーだけ買い足そうかな。


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