GRD2
前回の続きです。我が家へやってきましたGRD2。
お店の評価は並品で、外観に少々傷が有るものの個人的には問題無いレベルでした。レンズをよく見ると擦った様な跡があり気になるけど、写りには問題なさそうです。
GRDは以前から気になっていたカメラで、たまに店頭で触っては「ふ〜ん。いいな。」と思いながらも、コンデジとしては価格も高くスルーしていました。一眼も持っているし、コンデジにこんなに高価な物は買えないと。
しかし実際に手に入れ各種設定を触ってみると、なんとよく考えられたカメラでしょうか、いわゆるコンデジといった家電ではなく正真正銘のカメラでした。
これもGRの血統といった感じなんでしょうか。ネット上でユーザーの方が「手に入れた時から不思議と今まで使っていたカメラの様に扱える」と説明されているのを何度か見ましたが、まさにその感覚だと思います。
早速出勤途中に、いつもの公園に寄り数枚試し撮りをしてきました。
普段ファインダーに馴れている僕には、液晶モニターでの撮影だからか手振れが多かった。やはりビューファインダーは欲しい。あと、絞り優先でとりましたが露出で失敗した物が多かったです。オーバー気味な傾向なので、絞り優先にするなら露出の設定をアンダーにしておくか、都度露出補正の必要性を感じました。しかも屋外だと液晶モニターでは正確なチェック出来なかったので、撮影者側に求められるものがありそうです。
ここから下はモノクロに調色で青を設定してみました。普通のモノクロも良いですが、この雰囲気は好きです。メニュー構成も単純明快で設定の切替えにストレスはありませんでした。この様な味付けが即座に出来るのも、GRDが素晴らしいと言われる理由のひとつなんでしょうか。
AF速度は遅いですが、何世代も前のカメラなので仕方ないのかなと思います。ダイナミックレンジも狭そうです。あと気になっていた28mmですが、実際使ってみるとそんなに気になりませんでした。ただ、マクロに切替えないとあまり寄れないので、その点がちょっと気になりました。ボタン1つでマクロに切替えられるので不便という程ではないですが、もう少し寄れると良いんですけど。
まぁ「このカメラで撮れない物は撮らない、スナップの為の道具」そんな風に割り切って使うと非常に良いカメラだと思いました。いつも僕はRaw撮りしているのですが、このカメラに関してはRaw+jpgで、普段はjpgをメインにし、必要性がある時だけRawで救済するのが良さげです。高画質な写真を気軽に楽しむ。そんな使い方が向いていそう。カメラが前に出過ぎていない感じが清いです。
GRD初心者ながら長々と書きましたが、まだ少ししか撮っていないので、これからどんな写真が撮れるのか楽しみです。画質の設定に関しては初期状態なので、追い込む事でどこまで自分好みに出来るかも試してみたいところです。
にしてもネットで見てるとGRDユーザーの皆さんは写真がうまいです。
自分のへぼさがよく分かります。