御在所岳
御在所岳へ行ってきました。御在所は祖父の家が近くに有ったため小さい頃から馴染みのある山です。ただロープウェイで登った事はあるものの、登山はした事が無くずっと登ってみたいと思っていた山のひとつです。今回は裏道から登ります。裏道は数年前の集中豪雨で崩壊しましたが、現在は迂回路等も整備されて開通しています。もともと裏道が初級者向けのルートですので崩壊でどうなっているのかは心配ですが、裏道を進むことにしました。
裏道へはロープウェイ乗り場の左脇から、裏道の登山口へつながる通路があります。登山口からは少し勾配のきつい石の階段から登りが始まります。
数分登るとロープウェイの下をくぐり、神社がある開けた場所へ出ました。さらにしばらく進むと入山届けを出すポストがある広場へ出ます。
幾つかの鉄橋を超えながら進むと、数年前に土砂崩れがあった谷へと出ました。あまりの被害規模の大きさに自然の恐ろしさを感じます。
四の渡しと七の渡しは丸太橋が掛けられていました。写真は七の渡し。
迂回ルートを使いながらしばらく崩落した沢を登ると、藤内小屋が見えてきました。荒れたルートの中で、ここはすごくホッとするところでした。
崩落で被害を受けた山小屋も立派に再建されていました。当日は沢山の人で風景写真を飾る準備をしていました。みなさんボランティアなんでしょうか。みんなに愛されている小屋だという事がわかります。こちらで休憩と軽い昼食をとりました。
藤内小屋を後にし、小屋をまく様にルートへと戻ると、そこはさらに大きな岩ばかりの崩落した後が残る場所でした。
スケールの大きさにちょっと尻込み。
気を取り直してスタート。登山道は岩にペンキで印がされているので迷う事はありませんでしたが、探すのに時間が掛かり地味に時間が過ぎて行きます。しばらくこの様な岩だらけの場所を登りますが、嫁さんはこの岩場を登るのがあまり楽しく無かった様で、珍しく「もうやだ」と疲れきっていました。
奇石「兎の耳」へ到着。暑さも増してきたので、また少し休憩することにします。この辺りは藤内壁もありクライマーの方にも人気なスポットです。
この日も兎の耳では数人がクライミングを楽しんでいましたが、高いところが苦手な僕には絶対に無理。こえー。
兎の耳を後にし、鎖場を超えると急登な山道に入ります。(鎖場は写真撮るの忘れた…)こんな大きな石がゴロゴロと沢山あります。登るのも大変。こんな感じの急登をひたすら一時間以上登ります。ここは本当にきつかった、下山ですれ違うおじさんに「後どれくらいですか?」と聞くと、「まだまだだよ〜(笑)」とS気がたっぷりの返事をもらう。その時は僕が心が折れそうになった。その後に五合目の看板が、、、確かにまだ全然だった。。。
7合目あたり。辛いなかしばらく登ると伊勢湾まで見えそうな景色が広がります。御在所ならではの岩肌も美しい。ここまでくると後少し
さらに急登をしばらく進むと国見峠へと出ました。裏道から進むと目指す御在所は左手になります。
御在所への尾根道。地図的には軽い登りはあるものの、ここまで来れば後は尾根を進むだけです。すでに軽い達成感が。笑
そして山上公園へ。残念ながら山頂はガスで何も見えませんでした。
あまり景色も良く無かったので三角点まではいかず、山上公園でコーヒーを入れて一休み。先日買ったトランギアでお湯を沸かします。コーヒー豆は当日の朝に家で挽いてパックして持っていきました。
そしてコーヒー完成。キャラメルがあったのでコーヒーの中にキャラメルを入れてキャラメルコーヒーに。ホッとする最高の贅沢です。しばらくのんびりした後、予想以上に登りと休憩で時間を掛けてしまったので、無理せずロープウェイで下山しました。ロープウェイでの下山が選択出来るってなんて素敵なんだろう。
御在所は紅葉が美しいので、紅葉の季節にもう一度行きたいと思います。