もっと自分のビートルを知ろう 1968 vw type-1 1500 USモデル(プロローグ:12v編)
空冷vwって本当に奥が深いです。愛車のビートルでも、分かっているつもりで知らないことばかり。年式違いやタイプ違いなら仕方ないですが、やっぱり自分の大切な愛車のことは色々と知っておきたいです。ということで「1968 type-1 1500 USモデル(愛車)」ってどんな車なのかを、今後少しずつ掘り下げていこうと思います。
空冷ワーゲンの世界には、詳しくてすごい人が沢山いますが、初心者なので初歩的なことからスタートしようと思います。何かすごくディープなことに足を踏み入れてしまう気もしますが、勇気を出してトライです。1968年式ってとても面白い年式ですから、ひたすら勉強あるのみ。
プロローグ「12v」編
ビートル好きなら皆さんご存知なことですが、これは外せませんからプロローグとして。
1966年式まではバッテリーが6vです。しかし1967年式から近代化し12vとなります。もちろんその後に生まれた我が1968年式も12vです。僕が以前乗っていた1959年式は、本来6vですが12vに置き換えられていました。これは特別なことではなくて、現代では12vの方が断然使いやすいため、6vから12vへの置き換えは普通におこなわれています。というか6vのままの方が少ないくらいかもしれません。
見た目でも6vと12vは大きく異なることから、「6v=ビンテージ、12v=高年式」と認識されています。ただし1967年式は12vですが、この年式のみのディテールが多く過渡期なモデルです。そのレア度から特別扱いされているので、いわゆる高年式としてのカタチがリリースされたのは1968年式からだと思っています。
ということで、1968年式は初期の12vワーゲンということになります。実際に僕のビートルのジェネレーターは1967年式と共通で「配線の接続が平端子」になりますので、近い仕様だったのだと思います。
「12vって現代車じゃん」って思う人もいるかもしれませんが、長い歴史を作ってきたワーゲンが、大きく生まれ変わった時の記念すべきモデルでもあるのです。「オリジナル12vのビートルに乗る」という喜びもあったりするんですね。(1967年式以降の全ての年式に当てはまりますけどね…)