もっと自分のビートルを知ろう 1968 vw type-1 1500 USモデル(ヘッドライト編)
今回は「ヘッドライト」編です。
ビートルのヘッドライトは、1967年式から垂直に立った形に変更され、1968年式も同様の形状になります。1966年式以前とは見た目が大きく異なる為、ビートル好きの中でも好みが分かれるところだと思います。
正直なところ全体的な割合でいうと、6v時代の方がファンは遥かに多いと思います。ただし、同形状の1967年式は多くの人に受け入れられているため、ヘッドライトの形状だけというより全体的な雰囲気なのかもしれません。
ヘッドライトの製造メーカーはいくつか種類があり、国などによっても分けられていた様です。
僕のビートルは、向かって左がGUIDE製、右がGE(General Electric)製になっています。どちらも当時からあるメーカーですが、本などの資料を調べると、当時のUSモデルでは主にGEが採用されていた様で、レンズのカットも似たものでした。GUIDEの方は情報がなかったので詳細は分かりませんが、後から交換されたものなのだと思います。だって最初から左右で別メーカーってことはないですよね?
ちなみにこのGEですが、歴史を調べてみるとエジソンと深い関係がありました。エジソンの「エジソン・ゼネラル・エレクトリック・カンパニー」と、その競合関係にあった「トムソン・ヒューストン・カンパニー」という2つの会社が、1892年に合併し「GE」が誕生した様です。ビートルを作ったポルシェ博士とエジソンという天才二人の会社が関わった車。なんて、かなり大げさですけど、なかなか面白いと思います。
話が逸れましたが、実はこのGEとGUIDEというヘンテコな組み合わせ、結構気に入ってます。本当なら両方揃えればスッキリしそうなものですが、これを変えてしまうと車の表情が変わるので、できる限り現状維持をしていきたいと思います。こんなところを受け入れていくのも旧車の楽しみの一つだと思います。