当時物のデスビの取り付けと自作バキュームホース
前回の続きです。注文していたNOSのコンデンサーが届きました。以前質の悪い最近のコンデンサーに散々苦労したので、今回も信頼できるものが欲しくて、当時物のNOSを手に入れました。少し値が張りましたがきっと間違い無いでしょう。
なのですが、端子部分の取り付けに難儀し…。全然付かないので、少し削ったり裏から叩いたりと試行錯誤していたら樹脂部分が欠けてしまいました。機能には問題ないですけど、見た目が悪いのでシーラーでごまかします?まぁ付いたのでOKとします。
そして次は、デスビに付いていたバネが怪しかったので、ホームセンターで買った引きバネと入れ替えました。元々付いていたものより柔らかめですが、これで一旦様子をみようと思います。
そして次は、バキュームパイプ。
今回のデスビは負圧式なので、バキュームパイプも必要です。バキュームホースでも良いですが、やはり見た目こだわってパイプにしたい。しかしこのパイプ、パーツで買うと5,000円以上するんですよね…ただのパイプなのに異様に高い。そこで、いつもの自作根性が出てしまい、ホームセンターでパイプをゲットしました。
ちなみに、今回は真鍮と銅を買いました。ホームセンターで、直径4mm 厚さ0.5 長さ1mで探し、真鍮が350円、銅が250円くらいだったと思います。安い!
バキュームパイプを自作するということは、曲げなくてはいけません。そこでパイプベンダーを探したら、安いのでも5,000円くらい、良さげなものは10,000円位していました。さすがにこれでは自作の方がお金が掛かってしまうので、今回は知恵を絞って使えそうなウッドノブを一つ買ってきました。
写真の様に曲げる箇所にあてがいながら、折れない様に少しずつ位置をずらし手曲げで角度を出していきます。
そして仮で一旦完成。実際に取り付けて調整するのでこれ位にしておきます。
実は昔仕事で、メーカー製品の試作品を作る会社で金属の曲げ加工をやっていた時期があります。23年も前の話ですが、そんな昔の知識が今になって役に立ったのか、結構上手く曲がりました。
そして実際に取り付けた状態がこちら。デスビ側が思った位置に来なかったので、もう一箇所曲げを作って最終調整しました。その結果、エアクリーナーやデスビを上手に避ける事もできてバッチリな感じです。
横から見ても立体的にうまく処理できています。「緩やかに曲げつつ、直線はピシッと」という変なこだわりがありましたが、工具なしの素人仕事にしては結構上手にできたかなと思います。完全に自己満足。
今回は真鍮でつくりましたが、真鍮の残り半分と銅がまだ1本残っています。また気が向いたら別の形でも作ろうかな。自作バキュームラインは、お手軽にできるしエンジンルームのワンポイントになるし、結構オススメかもしれません。
さて、気になる走りの方ですが、出だしがスムーズになりました。やはり噂通り009よりバキュームタイプの方が出だし良いです。その反面2000回転位から伸びないなと思いましたが、キャブのエアーを微調整したらよく走る様になりました。デスビを変えれば進角が変わるので、美味しいところに多少違いが出るのかもしれません。
この状態で乗りながら詰めていけば、オータムにも間に合うかな。
ずっと憧れだったオリジナルのデスビ。バッチリです?