こだわり
先日のキャンプでも話に出たのですが、空冷vwの様な古い車に乗っていたり、古いものを使ってキャンプをしていたりすると「こだわりとかあるんですか?」と聞かれることがあります。
普段こういった事はあまり頭で考えてないので、うまく表現できない事が多くて、後から「ああ言ったほうが良かったかな?分かりやすかったかな?」とか、考える事があります。会話の中でのことなので、たぶん聞いてる方も記憶に残らない様な事なんですが…。
実際のところ「僕のこだわりって何だろう」ってところですが、車に関していえば、僕のビートルは50年程前の車なので、僕が乗る以前にも前オーナーとの歴史があるわけで、そういう「車自体の歴史を大切にしながら、日常で車としてしっかり機能を果たす様に手を掛けながら乗り続けていく」といった感じでしょうか。
僕の車はオリジナルな部分もそうでない部分もありますが、全体としてはオリジナルという価値観を大切にされてきた車だと思っています。そんな車に一目惚れしたわけですから、僕が下手にいじりたくないし、車として機能しなくなる様な不精もしたくない。このままの雰囲気であってほしいし、傷も凹みも機能に影響がなければ、そのままで良いと思っています。
出会って最初に受けた衝撃そのままに、この車を維持していきたい。まあ、将来痛みがひどくなって、貧乏くさく・みすぼらしくなるのは車がかわいそうなので、その時は手を入れるつもりです。もちろん機関系もしっかりと。
堅苦しく書きましたけど、簡単に言えば「現状維持のために手入れしながら日々乗る」ってことで、こだわりでもなんでも無くて当たり前のことになりました。ただ乗る。ひたすら乗る。乗り続ける。そんなことなのかも。
ちなみに僕の理想の空冷vwって、当時の雑誌や映画なんかで、背景にその町の人がリアルに乗ってそうな雰囲気の空冷vwってあるじゃないですか。あれです。なのでちゃんと活きている車じゃないとダメなんです。