VWビートル 発想トレーニング副読本

昔から空冷vwの事をご存知の方には「懐かしい」と思われるかもしれません。この本は、フォルクスワーゲンが1950年代後半からアメリカで実施した広告物を、まとめて和訳されたものです。この広告展開が素晴らしいため、広告の教材として「VWビートル 発想トレーニング副読本」と名付けられています。

当時の広告を読むと、vwがどの様にビートルを世に広めたのかという単純な話では無く、何に重きを置いて作られていたのか、変わる事・変わらない事への考え方、サポート・修理の大切さなど、ビートルの本質の部分が分かりやすく伝わってきます。


すでにひと通り読んでいますが、最近は1日1回てきとうにページをめくり、1ページだけ読んでいます。

ちなみに今日のページはこちらでした。1962年のもので「No point showing the '62 Volkswagen. It still looks the same(特にお見せするものはありません。62年型フォルクスワーゲンも今までと同じ)」というコピーに合わせ、空白のビジュアルで展開されています。非常に斬新…というか斬新すぎます。

これが60年近く前の広告なんですからびっくりします。ちなみに下部の細かい説明で、テールライトの大型化など実際にいくつかの変更点があった事や、ガソリンメーターが着いたことも紹介されています。それらもこの広告としては、些細な成長(変更)という雰囲気で上手く紹介されています。

こんな感じの広告が沢山紹介されています。
空冷vw好きな皆さま、この内容だけでもワクワクして読みたくなりませんか?笑
僕は完全にノックダウンされ初版を買いました。こちら同じ本は絶版なんですが、現在は本の名前を変えて再販されている様です。再販のものが全く同じ内容かは分かりませんが、amazonのレビューを見る限りは同じ感じでした。ビートルの歴史が知りたい方には本当にオススメの一冊です。


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