当て逃げされたから直します

先日の朝、駐車場に行くと停めていたビートルの右リアフェンダーがヘコんでいました。
数日乗っていなかったので、誰かに当てられたことは間違い無いのですが、駐車場のすぐ隣が駐輪場だし人も通るので「当ててしまったのなら、誰か謝りに来るかも?」と思ったのですが、結局誰も名乗り出ずに犯人は分からないままです。

最初は腹がたちましたけど、ずっとイライラしていてもつまらないので、出来るところまでリペアをする事にしました。このことをSNSに書いたところ、素人でも出来る修理方法をアドバイスしていただき、早速試してみる事に。

修理方法はシンプルで、下記の1から3を様子を見ながら繰り返します。
1)ドライヤーなどで熱する(僕は電源がなかったので沸騰したお湯でやりました)
2)ゴムハンマーなどの柔らかいもので裏からヘコミの一番強い部分をコツコツと優しく叩く
3)少し出てきたら、表からヘコミの周辺をコツコツと優しく叩く

※熱で火傷する可能性もあるし、ボディーや塗装などへのダメージになる可能性もあるので、もし作業される方は完全に自己責任でお願いします。


最初は熱湯で温めながら裏からゴムハンマーでグイグイと押してみました。タイヤを使いテコの原理で押すと、力加減もしやすいのでやりやすかったです。お湯は3Lほど用意して、温めては押して温めては押してと繰り返しました。

3Lほど使い切るころに、ポコんと真ん中あたりが戻り写真の様な状態になりました。この角度では結構良くなった様に見えますが…


角度を変えて見ると目立ちます。かなり改善はしましたが、まだしっかりとヘコみがあるため後日続きをする事にしました。
この時、熱湯でボディーが少し白く変色しましたので、コンパウンド入りのワックスで後処理しました。やはり熱は多少塗装にも影響がある様です。


そして、後日もう一度熱湯をかけて裏から押してを繰り返しました。少しヘコミの戻りが悪くなってきたので、教えてもらった方法で裏や表からゴムハンマーでコツコツと軽く叩いてみました。気持ち的には少し良くなったのですが、仕上げにワックスをかけたら、反射する光が湾曲して目立ちました。うーん、まだまだです。


数日後、今度は別のアプローチで、お湯で熱してから冷却スプレーで一気に冷やす方法を試してみました。こちらは金属の形状記憶の特性を使った方法らしく、急速に冷える時にヘコミで伸びた鉄が一気に縮み、元の形状に戻ろうとするという仕組みらしいです。要するに鉄を鍛えている様な事なのかもしれません。お湯を2L程使い何度か繰り返し、少しヘコミが戻った気もします。


でも横から見ると、まだまだ気になりますよね。
という事で、いよいよデントリペアツールをネットで注文してしまいました。
週末には届く予定です。チャレンジはつづく。


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