リアラゲッジラックの自作ステー
リアラゲッジラックの続きです。
前回は下側のステーを交換しましたので、今回は上側になります。
上側はボディのスリットに固定をするのですが、スリットは幅10mm弱で裏側から作業をすることが困難なため、板ナットを使うことにしました。以前作っていただいたステーを元に採寸し、既製品も使って何とか合うものを用意することが出来ました。板ナットはスリットの所は縦で通し、スリットの中で横に寝かして装着します。
本当はステー自体がスリットの裏側で固定できると強固なんですが…取り外しが大変なので今回は本来のやり方に近い方法で進めます。
ポイントは、この板ナットの幅が7.8mmでスリットから差し込み可能だということ、ボルト間が50mm、ステーの曲げの角度を90度以上にして鋭角にする…などなどです。あと硬質なゴムシートを挟んで、ボディが痛まない様に気をつけました。スリットの幅など、各サイズは年式で違いがあるかもしれませんので、必ず現車で寸法を計らないとダメですね。
ボルトはスリット内で板ナットを落とさない様に、長めの40mmにしました。さらに念には念を入れて、それぞれ片側のボルトだけ板ナットを通してからネジ山の先端も潰しています。これで簡単には板ナットが外れないので安心です。もう一方のボルトは、板ナットをスリットに入れてから装着しますので、単純につけるだけの作業になります。
色は家にあったグレーで合わせましたが、残念ながら微妙に色合いが違いました。と言っても、見た目気になりませんのでこのままでいきます。
気になる使い勝手ですが、しっかり固定出来ていますので十分実用に耐えられると思います。ステーを揺すっても車が揺れるくらいですからボックス1つ位なら問題なしですね。軽い物しか入れるつもりはないですが、10kg位までなら楽勝でしょう。
リアラゲッジラック本来のステーは単体での入手が難しく、「ラック本体はあるけどステーを無くした」という人も結構いると思います。自作でもそれなりに使える物になったので、ステー無くしたって方は一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。