空冷ヴァナゴン マフラーストラップ固定ボルト&ナットの補修
前回マフラーを固定しているストラップのボルトが、バカになっていることに気付き応急処置で針金で固定をしていた訳ですが、やはりちゃんと固定できるはずもなく、負担がかかる様なので早急に直しました。
早速ボルトを外してホームセンターへ。しかしボルトコーナーにあるゲージで合わせてみたのですが、どのサイズにも収まりません…ただ、見た感じM8x1.25っぽいので、店内の他の場所にあった別のゲージで合わせてみると、ガタガタながら通りました。ゲージの精度に問題が…笑
最初はインチネジかと思っていましたが、店頭のものと見比べてもピッチが違うので、M8x1.25ということは間違いなさそうです。ただ通らないゲージがあるという事は、やはりねじ山が壊れているっぽい。ということで、新しいボルトを手に入れました。
ということは、相手側のナットも壊れている可能性があります。しかしナットはマフラーストラップがつくクロスオーバーパイプに溶接で固定されているため、交換することは出来ません。仕方がないのでこちらはハンドタップで切り直すことにしました。
車に戻り、まずはボルトだけ交換してみましたが、予想通りやはり新品のボルトでは回りませんでした…。
ハンドタップでネジを切り直します。
今回はM8x1.25。ボルトを買う際に合わせてこちらの2点も購入しておきました。
旧車をさわっているとこういう機会がありますから、ひとつあると便利ですね。
トラスコのハンドタップとT型タップホルダーです。ネジの切り直しくらいでしたら、こちらの手作業で十分というか手作業の方がミスも少なく安心です。
ボール盤でネジを切る作業は昔よくやりました。実は遠い昔に、試作金属加工のお仕事をしていた経験があります。当時はネジの切り直しなんて公差的にNGで、これをするのは最終手段でした。やる時も相当気を使って作業していた記憶があります。でも自分のことならボルトが止まれば良いだけなので超気が楽です。
ということで、無事ネジを切り直し新しいボルトが使える様になりました。
こういう作業は終わるまで復活できるか少し心配ですが、今回はしっかりとボルトが固定できる様になりましたので安心しました。こちらの箇所に関しては修理完了ですね。
こちらのマフラーのクランプ箇所の排気漏れは、前回の応急処置で随分良くなりましたが、やはり完璧にはなりませんし見た目も良くないので、パーツを手配することにしました。
前回も書きましたが、このパーツはレアな様で世界中で欠品の嵐です。
今回はebayで1つだけNOSを見つけましたのでアメリカから取り寄せます。しかしセラーが日本への発送NGの為、初めてセカイモンを使うことにしました。
普段ebayは直接買うんで、日本への発送NGのセラーからは買えないのですが、今回だけは仕方ないです。だって他にないんだもん…。
ちなみに、こちらに届くのはまだまだ先なので、また届いたら作業を再開しようと思います。現状でも走れるので作業としてはそんなに焦ってませんが、物がなくなると直せないのでパーツの入手だけはしておかないと…という気分です。