空冷ヴァナゴン 走行充電用にシガーの増設
ヴァナゴンの車内では、EcoflowのDelta2というポータブルバッテリーを使っています。
Delta2はリン酸鉄バッテリーで車内でも安心して使え、スマホのアプリでモニタリングしたり入力・出力を設定したり、容量・安全性・操作性のバランスの取れた使えるポータブルバッテリーです。
Jackery240も使っており、こちらもコンパクトで大変気に入っていますが、大容量バッテリーを購入するにあたり入力電力を設定可能なEcoflowを選びました。
バッテリー容量が1024Whで定格出力が1500Wもあるため、この冬は車内でセラミックファンヒーター(弱運転で400w程度のもの)を使っています。400wなので計算上2時間ほどは保つのですが、僕のヴァナゴンに付いていたシガーは他の電装との兼ね合いもあり、4Aしか充電することができませんでした。
このパータブルバッテリーは、AC100v・シガーDC12v(最大8A)・ソーラーの3つの方法で充電が可能です。さすがにシガー4Aでは充電に時間がかかるため、今回は最大の8Aで充電できる様に別途専用にシガーを増設することにしました。
電装系は苦手意識がありますが、やってみると面白い。
今回はバッテリーから直接電源を取ろうと思います。しかしそのまま取るとバッテリーが上がる可能性があるので、ACCとリレーを組むことと、スイッチを挟んでいつでも電源が切れる様にしました。
というのも、ポータブルバッテリーは気温によって負荷がかかる為、例えば気温が0度の時などにはDelta2がエラーを出して充電がされません。個人的には使っていて大体3〜4度以下の時はエラーで止まると思っています。
また、充電が出来る時でも低温時にリチウムイオンバッテリーに充電をすると、負荷がかかりバッテリーが劣化するらしいです。ということでバッテリーを保護する意味も込めて、走行中でも好きな時に切れる様に配線しておきます。
ヴァナゴンのメインバッテリーは助手席の下にあります。
すでに蓋に穴が4つ空いていましたので、多分以前のオーナーが何かしら配線を通すために開けたものなんでしょう。せっかくなのでこの穴を利用しました。
ACCはオーディオ用に引いたものを利用しました。
とりあえず仮に配線して走行してみると…。
Ecoflowのアプリの画面です。
入力が90wしっかり8Aで充電できています。やった!
ちなみに8Aでもさすがに96wは出ません。大体90wくらいが平均です。
Delta2の残量によって残りが「30%以下は85wくらい」「30%から90%は90w」「90%以上は85wくらい」といった感じなので、たぶんDelta2がバッテリーに負担がかからない様に、細かく調整をしている感じがします。(真相はしりませんが…)
ということで、配線を保護・整理して作ったセンターボックスに収納してバッテリーを乗せました。
すっきり収まりいい感じ。
ちなみに、8Aならエンゲルの車載冷蔵庫(14L)を稼働していても余った電力を充電できるので、夏場もかなり活躍しそうです。
もっと早く充電できればありがたいですが、4Aから8Aに増えただけでも使い勝手が向上したので結果には大満足です。
苦手なものにチャレンジした甲斐がありました。